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イケハヤ🔵

目安時間 7分

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AI時代に求められるのは「覚悟」です。作れることと、世に出せることは別です。イケハヤです。今日もコツコツやってますか?昨日ご案内した「短期トレーダーお断り」のNFTマーケットプレイス「GACHIHO」ですが、今日はその誕生の裏話をします。なぜ自分でマーケットプレイスを作ることにしたのか。ここには、AI時代のビジネスの構造がよく見える話が詰まっているんです。

=====「短期トレードを禁止するNFTマケプレ」を作った理由は2つあります。
まずは、ぼくは今「月蝕綺譚」というゲームを作っていて、ゲームのNFTを売買する場所が欲しかったんですよね。なので、もともとマケプレは自分で作る方針で、実はベースの部分は3分の1ほどできていました。そして、2つ目の理由がそこに加わります。
それが、CNPで進んでいた「短期トレーダーの排除」の議論・対策です。短期トレーダーが入ることでプロジェクト全体の価値が落ちるので、取引を制限していきましょうという話で、ホルダーアンケートも取りながら、だいたいみんな同意してくれていました。
ところが、です。議論が煮詰まったところで、対応を検討してくれていたーケットプレイス運営企業に対して「CNPの短期トレード規制は独禁法違反の懸念がある。場合によっては公正取引委員会に通報する」という「脅し」まがいなことを、裏でしてくる人が出てきたんですよ。マーケットプレイス側からすれば、CNPというひとつプロジェクトのために、そのリスクを負う理由はありません。そんなわけで、議論が進んでいたにもかかわらず、マーケットプレイス側での短期トレーダー排除をする対応はひとまず難しい、という結論になりました。これはしょうがないですし、むしろ対応しないほうがいいとぼくも思います。で、ぼくはどうしたか。「だったら自分で作っちゃおう」その結果生まれたのが、短期トレーダーが参加できないマーケットプレイス「ガチホ」を作りました。当然、ぼくが同じように「短期トレードの禁止は独占禁止法違反だ、公正取引委員会に報告するぞ」
と言われる可能性はあります。はい、どうぞどうぞ、という感じです。警察でも裁判所でも公正取引委員会でも、勝手に通報してください。うちは信念と覚悟持ってやってますんで。ぺパハンは害悪!ガチホしか勝たん!
=====さて、この小さな話からは、ビジネスの構造が見えるとぼくは思っています。AI時代に最後に求められるのは、結局「覚悟」なんですよね。AIのおかげで、とにかくいろいろ作れるようになりました。でも、作ったものを世の中に出すときには、一定のリスクテイクが必要になります。今回のように「通報する」と脅される。面倒くさい人に絡まれる。ありもしないことを言いふらされる。これはAIどうこうで限った話ではなく、昔から、どんな領域でも同じです。挑戦をするなら、リスクを取る覚悟も問われる。
これは起業の常識です。身近な例を挙げると、スマホアプリを出すときは、原則として自分の本名を公開する必要があります。
メルマガも特定電子メール法で、本名を出すルールになっています。「アプリが作れるようになった、よし出してみよう!」
と調べてみたら、本名を出さなければいけないと知って、公開を諦めた、という人もいるかもしれません。個人事業主として申請すればいけるんですが、たぶん公務員の方とかは、それもできないので詰むと思います(本名出すしかない)。アプリひとつとっても「作れる」ことと、「世に出せる」ことは別なんです。あなたが何かを世に出すと、「確実に」面倒臭いことになります。
あなたのプロダクトがインパクトがあればあるほど、イチャモンは増えます。無限にあるぼく自身のくだらない実例も、ひとつ出しましょうか。2018年にYouTubeチャンネル「イケハヤ大学」を始めたら、アンチが「大学ではないのに大学と名乗るのは法律違反だ、警察に通報した」と言ってきましたwぼくが炎上するたびに、うちの取引先にタレコミする輩もいましたね。暇すぎだろ。
こういう大小のイチャモンを、起業家はみんな延々といなしながらやっています。ぼくはもう麻痺していて、いちいち気にするのもやめました。今もひとつくっだらない裁判に巻き込まれていますが、ほんとうにくだらなすぎてネタにする気も起きません。
=====もう少し本質的な話をすると、新しい事業は「グレーゾーン」とセットになっていることが多いんです。
新しすぎることは、多くの場合、ルールがまだ決まっていません。NFTも最初期には、「リビール」が賭博罪に該当するのではないかという真面目な議論がありました。CNPを立ち上げたロードさんは、弁護士に確認した上で「もし解釈が賭博罪に合致するなら、私が捕まります。牢屋の中から頑張ります」と言ってリスクを取ったんです。当時だと、弁護士に聞いても、答えは出ません。
NFTは賭博罪にあたるのか?」あの頃は法解釈が定まっていなかったので、リーガルチェックしたところで「究極的には、やるかやらないかは、あなたの判断です」となるんです。そういう世界で、我々は常に判断をしています。AI時代でもこの前提は変わらないどころか、重要度が高まります。もはや、作るのはAIがやってくれます。でも「何かあったら私が責任を取る」という判断だけは、人間にしかできません。今回のマケプレについてもそうですが、ぼくは常にその覚悟をもって取り組んでいます。作るのは簡単。世に出すのは覚悟がいる。あなたにその覚悟はありますか?という話でした。